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「第20回全日本女子ヨット選手権大会」が9月23日から25日まで、葉山港で開催されました。

大会には、東北学院大学の学生が参加することになっており、葉山港付近在住のMさんより、空き家を提供していただき滞在中の支援をいたしました。

大会は台風の影響も少なく、天候にも恵まれて無事に開催されましたたが、前日に葉山町向かって出発された大学生は、東北自動車道の通行止めや、渋滞に巻き込まれるなど、大変な思いをして何とか到着しました。

東日本大震災の当日は、海に出て練習をしていたそうで、「突然海が細かい波動になったので、陸地を見たら尋常ではなく建物が揺れていました。地震イコール津波というのが頭にあったので、急いでヨットハーバーに戻り高台に避難しました。」と当日の様子を話してくれました。
日常からの心がけもあり、全員が無事に難を逃れることができたそうです。

大会の結果は昨年より順位が下がってしまったそうで、「今年はあまり練習できなかったから・・・」と悔しさをにじませておりました。

滞在中にお借りしたMさんは、豚汁を差し入れしてくださったようで、「すごくおいしかったです・・・」と豚汁の温かさと心に届く温かさも一緒に感じていたようでした。遠慮がちな学生さんたちで、滞在先の提供のみにお手伝いが終わってしまいましたが、思い出に残る大会となっていただければ幸いです。
まだ3年生なので、また来年もぜひ頑張って欲しいと思います。「何かあったら、またおいでよ!」


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葉山町社会福祉協議会 地域包括支援センター内
被災者支援プロジェクト「おいでよ 葉山」事務局
プロジェクト専用メールアドレス: hayamahs@yahoo.co.jp
ホームページ:http://hayamahs.jimdo.com/
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2011.09.29 Thu l 未分類 l コメント (0) トラックバック (1) l top
このプロジェクトで避難された親子4組。
全組が一時避難終了し、福島へ戻られました。

☆堀内に避難したEさん親子
2人のお子さんを連れて7月3日から避難されたEさんは9月18日に福島県に戻られました。

直ちに健康に害はない。しかしその先は分からない・・・
「毎日放射線と子どものことばかり考えて生活していました。とにかくこの状況から逃れたいという一心で一時避難を決めました。」
とEさんは、胸が張り裂けそうな思いで福島にて過ごされていたようです。

堀内のKさんが2世帯住宅の片側を提供してくださり、家具や家電もそのまま借用させていただきました。Kさんは同じ年頃の子供を持つ親として、温かいお気持ちでご自分たちの住まいを提供してくださり、ご自分たちは反対側のご両親世帯に移っていただいて、物件提供をしてくださりました。

Kさんご家族や、支援スタッフとして協力してくださった皆さん、逗子のおもしろ体験ファクトリーABCKids ClubのKさんをはじめ、たくさん方々からご支援をいただいてEさんの一時避難をサポートさせていただきました。

最終日にはEさんのご主人がお迎えに来られました。福島の今のご様子を伺うと、みんな「なかったこと」として暮らしている。行政は何も動こうとしない。まず国が動かないから・・・ でも、震災以前より景気がいいですよ。と福島の皆さんが力強く前を見つめている様子をお話しくださいました。

Kさん家族とのお別れの場面ではきっと涙のお別れになったことと思います。一足先に失礼させていただきました。
2011.09.21 Wed l 未分類 l コメント (0) トラックバック (1) l top
「第20回全日本女子ヨット選手権大会」が9月23日から25日まで、葉山港で開催されます。

その大会には、東日本大震災の津波でヨットが流された学生や
震災当日沖に出て練習していた学生さんも参加されます。

全日本学生ヨット連盟顧問の方より、「ホームステイなど宿泊先の支援をしていただけないだろうか。」
と問い合わせがありました。

そこで、葉山港付近の方に宿泊先の提供をお願いしたところ、
Mさんが3DKの空家を提供してくださることになりました!

期間中、ご自由にどうぞ。と暖かい言葉をいただきました。ありがとうございます!

5名の学生が4日間、葉山港付近のお宅に拠点を置かれて、大海原に挑みます!

ぜひ、頑張っていただいて、思い出に残る大会となっていただければと思います。

「こんなお手伝いができるよ!」

「応援に行くよ!」

といった支援も募集いたしますので、支援ご希望の方は事務局までご一報ください。




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被災者支援プロジェクト「おいでよ 葉山」事務局
プロジェクト専用メールアドレス: hayamahs@yahoo.co.jp
ホームページ:http://hayamahs.jimdo.com/

2011.09.14 Wed l お知らせ l コメント (0) トラックバック (0) l top
このプロジェクトで避難された親子4組。
そのうち3組は一時避難終了し、福島へ戻られました。

☆山形県に避難したWさん親子

3人のお子さんを連れて夏休み避難されたWさんは8月23日に福島県に戻られました。
避難した山形県寒河江市の物件は、周囲が農家というのどかな田舎町で
地元が方がみなさん良い方々だったようで良くしてくださったそうです。
のんびりとした豊かな自然の中で、子どもたちはのびのびと過ごしていたようです。
なによりお母さんが放射能のストレスから解放されたのが大きかったように思います。
毎日毎日放射能を気にするお母さんたちのストレスはかなりのものだと感じます。

Wさんは時々事務局にかわいいお子さんの写メを送ってくれました。
その写真がとてもかわいらしくて思わずにっこりでした。

お部屋を貸してくださった葉山町のAさんご夫妻も、一度山形に行かれWさん親子と一緒にお泊りしました。
すっかり打ち解けて仲良くなり、今後もお付き合いは続くようです。
なんとも不思議なご縁です。本当の孫のようにかわいかったそうです。

被災がつなぐ不思議な縁・・・・。
これは山形だけではありません。


☆秋谷ホームステイに一時避難したTさん親子

8月23日に福島に戻られました。
約3週間の滞在でした。

私たち「おいでよ葉山」事務局2人も実は最初少し心配もありました。
ホームステイはTさん親子だけだったので、ホストファミリーとうまくやれるだろうか・・
・という部分でちょっと気を使っていました。
が・・・全く問題なし!でした。
私たちがびっくりするほど仲良く過ごされていました。
相性”が良かったようです・・・。
ホストファミリーの娘さんとも仲良しになり、ずっと一緒に遊んでいたようです。

逆に邪魔をしないようにと、私たちはあまり干渉せず見守っていたような状態でした。

最後の日はやはり涙・・・・だったようです。
こちらももらい泣きしそうなので、その日はお見送りは遠慮いたしました。

ホストファミリーの方に先日ご挨拶に伺ったら、Tさんには子供だけ(特に小学校2年生の長男)預かってもいいのよと言っているそうです。
冗談ではなく本気で!
なんとも希有な方だな、と思います。
今後もTさん親子とホストファミリーの交流は続いていくようです。
また冬も遊びに来るとおっしゃっていました。



☆富士山麓別荘に一時避難したOさん親子

2週間の滞在を終え8月21日に福島に戻られました。
毎日富士の麓で元気良く遊んでいたようです。
周辺にはサファリパークや遊園地等遊ぶところがいっぱいです。

2週間と短い滞在でしたが、お母さんもお子さんと密に過ごせたこと、とても良い時間だったようです。
普段は働いていらっしゃるそうなので、お子さんと長い時間一緒に過ごすことも無かったのでしょう。
親子の絆が深まった夏休みとなったようです。

別荘を貸してくださったIさんも最後の日、鍵の受け取りに行かれました。
最後は一緒に片づけをして、帰ったそうです。

IさんはOさん親子が快適に過ごせるようにと、夏休み前から随分お気遣いくださいました。
何回かIさんに会ったスタッフ(中野)は、「紳士という言葉がぴったりな方」と言っていました。
私(作田)はまだ一度もお会いしていません。残念・・・。


さて、3組の親子の報告は以上です。

お部屋を提供くださった皆様、本当にありがとうございました。


震災で被災している方々に対して、私たちにはそれぞれできることが必ずある、
ということを再認識させていただいた貴重な経験でした。

そして震災が結んだご縁。

みんな1歩を踏み出したからできたご縁です。
家を貸そう!思い切って避難しよう!
それぞれの思いが合わさり、出会いが生まれました。

そう、1歩が大切ですね。

さて、私の1歩は・・・どこに踏み出そうか。





2011.09.05 Mon l 日々ご報告 l コメント (0) トラックバック (0) l top
余暇プログラムとして お絵描き教室を開催いたしました

講師は支援スタッフとして登録していた吉田さん。
グラフィックデザインのお仕事と子供を指導する仕事をしていらっしゃるそうです。

女性2人の方も助っ人としてお手伝いに加わっていただき、
参加者総勢9名の子供のお絵描き教室でした

福島からの一時避難の親子2組と地元葉山に住む親子2組が参加し、
子供はお絵描き、お母様たちはお茶をしながら交流タイム(おしゃべりタイム)というスタイルにしました。

3つのテーマで作品を描いていきました。
1つめは、種。種から何が育つかなあ。
2つめは、どこでもドア。ドアを開くと自分が行きたい世界を描いてみよう。
3つめは、箱。自分の大切なものを描いてみよう。

テーマごとに吉田さんが種と植木鉢、ドア、箱の平面を作ってきてくださり、
つまみをひくと開く仕掛けになっています。わくわくどきどき。
子供たちは、それぞれ豐な想像力を発揮してたくさん描いていました。

お母様たちは、楽しくおしゃべりtime。

大人も子供も楽しめたプログラムとなりました。

吉田さんありがとうございました

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葉山町社会福祉協議会 地域包括支援センター内
被災者支援プロジェクト「おいでよ 葉山」事務局
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2011.08.18 Thu l 日々ご報告 l コメント (0) トラックバック (0) l top